国税を辞めると決めた日

決めたのは、辞める2年前の異動予告の日である(2020年6月)。
当時私は、39歳だった。

国税の職場というのは、30代後半あたりで自分の将来がぼんやり見えてくる。
つまり、退職時のおおよそのポジションが分かるのである。

この日の異動予告で、自分の将来がなんとなしに見えた。
そして、国税で働くことに興味を失った。
ワクワク感が感じられなくなったのである。

だったら方向転換すればええやん?

そう思った。

これまでの経験を活かすなら、まず最初に思い付くのは税理士である。
国税職員なら当然とは思う。
税理士としてワクワクできる人生を!

しかし、問題が。
税理士試験免除には23年の勤務が必要である。
当時、私はまだ勤務12年。
あと、11年も待ってられません。
ただし、会計2科目(簿財)を取れば、ショートカットできる。

だったら自力で簿財取ればええやん?

そう思い至り、家に帰る電車の中で、税理士試験講座について調べまくった。
そしてすぐに受講開始。(講座はスタディングにしました。)

切り替えの早いこと。
その日から、猛勉強の毎日が始まったのである。

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